駐車場(300円)に車を止めて、まずは門前の食堂で腹ごしらえし、いよいよ参拝します。
真っ直ぐ伸びた参道を進み山門を入ります。
参道
山門
浄瑠璃寺は真言律宗の寺院で、山号を小田原山と称します。本尊は阿弥陀如来と薬師如来で、開基(創立者)は義明上人です。寺名は薬師如来の居所たる東方浄土『東方浄瑠璃世界』に由来するそうです。
境内は浄土式庭園を形成しています。境内の中心に位置する大きな池は興福寺の恵信(えしん)という僧が掘ったもので、その中央には小島があり、弁才天を祀る祠があります。池の東岸には薬師如来を安置する和様の三重塔、西岸には阿弥陀如来を安置する本堂(九体阿弥陀堂)が建っています。
薬師如来は東方浄瑠璃世界に住み、現世の苦しみを除く仏であり、阿弥陀如来は西方極楽浄土の教主であることから、薬師如来を東、阿弥陀如来を西に安置しています。三重塔のある東岸は「此岸」(しがん、現世)、池をはさんだ西岸は阿弥陀如来のいる「彼岸」であるという見かたもできるそうです。
三重塔側から本堂を見ると、中央の阿弥陀如来の顔は本堂の庇に隠れて見えないが、池に映った姿を見ると顔も見えるように設計されているそうです。
山門を入ると右側に国宝の本堂が見えます。
あいにく、池の発掘調査を行っているようで、水を吸い出していました。緑のフェンスも設置されていて、景観的に残念でした。
本堂
嘉承2年(1107年)の建立で、9体の阿弥陀像を横一列に安置するため、横に細長い堂になっています。別名九体阿弥陀堂は、藤原道長が造営したものです。寄棟造りで、内部は天井を張らずに屋根裏の構造をそのまま見せた簡素なデザインになっています。
本堂(正面から)
本堂内には木造阿弥陀如来坐像9体(国宝)が横一列に安置されています。平安時代後期の作で、9体とも寄木造、漆箔。中尊は像高224.5センチメートルと大きいです。正面に座って手を合わせると、ちょうど目が合うように少し下を向いておられます。
普段あまり仏像では感動しませんが、この阿弥陀如来には感動しました。
つぎは池の向かい側(此岸)にある国宝の三重塔に向います。
三重塔
治承2年(1178年)、京都の一条大宮から移建したとされています。初層内部には柱がないことで、心柱は初層の天井から立てられています。海住山寺の五重塔も同様の構造でしたが、比較的後期に建造された塔はこういう構造だそうです。初層内部には仏壇を置き、その上に薬師如来像(重文、秘仏)が安置されており、周囲の壁には十六羅漢像などの壁画が描かれているようですが、内部は拝観できませんでした。
この後は奈良市内に戻り、ならまち界隈をぶらぶらします。
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昼食は浄瑠璃寺門前の食堂でとろろそば(650円)を食べました。珍しく汁蕎麦にとろろが入っていましたが、素朴な味でした。







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