奈良に車で行く用事があったので、ちょっと遠回りですが以前から行きたかった立ち寄りました。
当日はとても蒸し暑い日でした。
想像していたより山の中で、間違えて一番遠い駐車場に止めてしまいました。広い駐車場に3台ほどしか止まっていません。
階段と坂を下りていくと鳥居が見えてきました。
談山神社境内入口
境内案内図
談山神社は奈良県桜井市の多武峰(とうのみね)にある神社で、祭神は藤原鎌足(談山大明神・談山権現)です。神仏分離以前は寺院だったため、多武峯妙楽寺(とうのみねみょうらくじ)といっていました。談山の名の由来は、藤原鎌足と中大兄皇子が、大化元年(645年)5月に大化の改新の談合をこの多武峰にて行い、後に「談い山(かたらいやま)」「談所ヶ森」と呼んだことによるとされています。
境内(本殿は写真さらに右)
まずは「これを見るために来た」十三重塔(重文)です。藤原鎌足の長男・定慧と次男・藤原不比等に よって天武天皇7年(678年)に建立されました。これが妙楽寺の発祥です。現存の塔は享禄5年 (1532年)の再建で、高さは約17メー トル、檜皮葺きです。木造十三重塔としては世界唯一のものです。予想よりは小さく感じましたが、形がよく優美です。来て良かった!!!
十三重塔
十三重塔の東には本殿とその周りにいくつかの建造物があります。
本殿の東には西宝庫(重文)があります。元和5年(1619年)の建立で、校倉造りです。
西宝庫
本殿を囲っているのは、楼門・東西透廊(重文)です。永正17年(1529年)の建立で檜皮葺の屋根が美しいです。楼門は立派です。
楼門
本殿の南側に拝殿(重文)があります。永正17年(1529年)の建立です。
こちらは中に入れて、正面から本殿に参拝できます。
拝殿
拝殿(下方から)
拝殿内部(天井は伽羅香木)
拝殿から本殿(重文)に参拝しました。
藤原鎌足公をお祀りしていて、もと聖霊院、大織冠社、多武峰社とも称されていました。 大宝元年(701年)の創建 で、現存は嘉永3年(1850年)に建て替えられたものです。三間社隅木入春日造のけんらん豪華な様式です。日光東照宮造営の際のお手本となったことでも有名です。
本殿
社殿全体は極彩色模様や、花鳥などの彫刻によって装飾されています。
本殿の装飾
拝殿からは美しい緑が眺められます。
拝殿からの眺め
拝殿を出て東に進むと、西宝庫と同形の東宝庫(重文)があります。
東宝庫
また東宝庫の南側には摂社東殿(重文)があります。藤原不比等ほか2神をおまつりしていて、元和5年(1619年)造替の本殿を寛文8年(1668年)に移築したものです。縁結びの神だそうです。
摂社東殿
西に戻ってきて、十三重塔の西には権殿(重文)があります。天禄元年(970年)創建され現在のものは室町後期に再建です。
権殿
権殿の西には小川が流れていて、木陰は涼しい風が流れて快適です。ここでしばらく休憩し、末社 比叡神社本殿(重文)に参拝しました。寛永4年(1627年)造営の一間社流造、千鳥破風および軒唐破風付き桧皮葺です。小さいながらも豪華な様式の建物で、飛鳥の大原宮を移築したそうです。
比叡神社本殿
十三重塔の南には神廟拝所(重文)があります。白鳳8年(679年)に創建された妙楽寺の講堂で、現存の建物は寛文8年(1668年)の再建です。
神廟拝所
内部の壁面は、羅漢と天女の像が描かれています。
神廟拝所 内部
神廟拝所の西には末社 総社拝殿(重文)があります。寛文8年(1668年)の造営で、談山神社は縮小し簡略化した様式で、正面と背面ともに唐破風をもつ優美な建造物です。内外部の障壁には狩野永納の壁画が描かれています。本殿側の壁面上部のものは見れましたが、消えかかっています。
総社拝殿
総社拝殿の西側に総社本殿(重文)があります。延長4年(926年)の勧請(かんじょう)で、八百万神をまつる日本最古の総社だそうです。現在の本殿は、寛文8年(1668年)造替の談山神社本殿を、寛保2年(1742年)に移築したものです。いい具合に古びた感じですが、元談山神社の本殿ということもあり、威厳があります。
総社本殿
総社本殿の北側には閼伽井屋(あかいや:重文)があります。「摩尼法井」という井戸を覆っている建物で、杮葺(こけらぶき)の屋根です。その昔、慧智という和尚が法華経を講じたとき龍王が出現したそうです???
閼伽井屋
暑かったですが、人が少なかったこともありゆっくり見て回れました。
ちょうど昼時でお腹がすいたので、門前の「ふくや」という食堂でとろろ蕎麦を食べました。素朴な味で美味しかったです。

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