2012年3月31日土曜日

智恩寺 <重要文化財>

2012年3月30日 天橋立観光の途中で参拝しました。

天気は曇りで風が非常に強く雨が心配です。

智恩寺は、京都府宮津市にある臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は天橋山(てんきょうざん)または五台山といい、切戸(きれど)の文殊、九世戸(くせと)の文殊、知恵の文殊とも呼ばれています。

奈良県桜井市の安倍文殊院、山形県高畠町の亀岡文殊とともに日本三文殊のひとつとされています。本尊の文殊菩薩は秘仏です。

まずは山門です。

山門

明治9年の建立で、三間三戸の禅宗様の二重門です。上層には釈迦如来や十六羅漢を安置しています。下層の柱間に建具は無く、開放的です。

山門を入って左側に重文の多宝塔があります。

多宝塔

室町時代の建立で、下重には来迎柱が立ち、前方に須弥壇をつくって中央に大日如来が安置されています。下重の軒廻りは拳鼻(こぶしばな)付の出組(一手先斗きょう)とし、中備として中央は二つ斗(双斗)、両脇間には間斗束(けんとつか)を置いています。和様を基調としたなかで、この二つ斗と拳鼻は天竺様(大仏様)、唐様(禅宗様)の手法として採用されています。左右に大きく広がる上重の屋根は柿葺で、これを四手先の斗きょうが支持しています。

山門正面に本堂にあたる文殊堂があります。

文殊堂

屋根はわずかに照り起(むく)りを帯びた優美な宝形造で、正面に三間の向拝を葺き降ろしています。向拝(ごはい)以外の柱はすべて円柱で、前面から側面にかけて擬宝珠高欄付の落縁を巡らしています。前寄り二間通りの外陣(げじん)は柱を省略した広い空間として、周囲を吹き放して多数の参拝者を迎えています。正面中央の二本の柱の木鼻の唐獅子は、 それぞれ少し外側に顔を向けています。

桁行三間の身舎(もや)を内陣とし、三方の庇(入側)は吹き放しの化粧屋根裏としています。内陣 は天井が折上小組格(おりあげこぐみごう)天井という丁寧な造りになっています。中央に四天柱を立て、来迎壁をつくって唐様須弥壇(しゅみだん)を設けて います。 装飾的な細部のつくりは全体に上質で、四天柱の木鼻は近世初期の調子をよく示しています。
文殊堂内では、多くのお守りなどが販売されていました。やはり観光地だからでしょうか。。。

雪舟筆の「天橋立図」(国宝)には天橋立南端の本寺も描かれ、現存する多宝塔のほかに、裳階(もこし)付で宝形造とおもわれる建物が描かれています。
 

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