2012年5月27日日曜日

法隆寺 <世界遺産 国宝> 2度目

2012年5月20日に参拝しました。

今回は斑鳩地域の国宝2寺 法隆寺⇒法起寺 を巡ります。
天気は薄曇りですが気温はちょうどいいです。
法隆寺駅から歩いて15分ほどで参道へ到着しました。

法隆寺参道入口

参道の両側には、お土産物屋や食堂が並んでいます。

法隆寺は聖徳宗の総本山で、聖徳太子ゆかりの寺院です。世界最古の木造建築で飛鳥時代の姿を現在に伝える貴重な仏教施設です。創建は推古15年(607年)とされています。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分かれています。
法隆寺は文化財建造物の宝庫ですから、2度目ですが非常に楽しみです。
しばらく歩くと国宝の南大門に到着。

南大門

入母屋造の一重門で、室町時代(1438年)に当時の西大門を移築し建立したそうです。屋根が翼の様に競り上がっていて美しいです。

南大門から中門を望む

南大門を入ると境内です。正面は西院伽藍で、手前に見えるのが国宝の中門です。

中門

入母屋造の二重門で、正面は4間2戸、側面は3間です。日本の寺院の門は正面の柱間が奇数(3間、5間、7間等)になるのが普通ですが、この門は正面柱間が4間で、真中に柱が立つ点が特異だそうです。左右に塑造金剛力士立像が睨んでいます。これらは日本最古(8世紀初)の仁王像だそうです。

中門前には広い道が東西に走っています。東に行けば東院伽藍です。

東方面
瓦にキモカワイイ何者かが。。。

今回は前回行き忘れた、西院伽藍の更に西にある西円堂へまず行きます。
西円堂は小高い丘の上にありますが、その手前に国宝の西室・三経院があります。

西室・三経院

正面5間、側面19間、背面4間という細長い建物で、一重、切妻造、妻入り、本瓦葺、正面に1間の向拝は檜皮葺です。1231年鎌倉時代の建立です。阿弥陀如来坐像持国天・多聞天立像(各重文)を安置されています。当日は説法会?らしきものが行われていました。
更に西側に、西円堂へ上る道があります。緑が綺麗で静かで気持ちのいい所です。


階段を上ると国宝の西円堂があります。

西円堂

八角円堂、一重、瓦葺。1250年鎌倉時代の建立です。堂内には数々の仏像が安置されています。
ちょっと構図が失敗です。内部は扉の隙間から僅かに見ることができます。
 
ここで御朱印をいただいて、西院伽藍の世界最古の木造建造物を見に行きます。
西院伽藍へは中門からではなく回廊南西隅に入口があります。

大講堂から見た回廊内

飛鳥時代の建造物は、組物(軒の出を支える建築部材)に雲斗、雲肘木と呼ばれる曲線を多用した部材を用いること、建物四隅の組物が斜め(45度方向)にのみ出ること、卍くずしの高欄(手すり)と、それを支える「人」字形の束(つか)などが特色だそうで、これらは法隆寺金堂・五重塔・中門、法起寺三重塔、法輪寺三重塔(焼失)のみに見られる様式だそうです。


まず国宝の五重塔です。

五重塔

木造五重塔として現存世界最古のものです。初重から五重までの屋根の大きさの減少する割合が大きいことがこの塔の特色で、五重の屋根の一辺は初重屋根の約半分しかありません。
初重内陣には東面・西面・南面・北面それぞれに塔本四面具(国宝)と呼ばれる塑造の群像を安置されています。
・東面は「維摩経」(ゆいまきょう)に登場する文殊菩薩と維摩居士の問答の場面
・北面は釈迦の涅槃、西面は分舎利(インド諸国の王が釈尊の遺骨を分配)の場面
・南面は弥勒の浄土を表す
・北面の釈迦の入滅を悲しむ仏弟子の像
で、特に北面の弟子たちの表情に驚きました。
心礎(心柱の礎石)は、地下3メートルにあり、以降の塔と違っています。

金堂

国宝の金堂は、入母屋造、桁行5間、梁間4間、二重、初層裳階付です。上層は部屋はなく、外観のみだそうです。
2重目の軒を支える四方の龍の彫刻を刻んだ柱は、構造を補強するため修理の際に付加されたものです。堂内は中の間、東の間、西の間に分かれていて、それぞれ釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来を本尊として安置されています。

中門の柱

中門の柱は、真ん中にいくほど太くなったエンタシスの柱です。

大講堂

前回参拝した時は修復工事中だった国宝の大講堂です。桁行9間、梁間4間、入母屋造、本瓦葺きで、平安時代の延長3年(925年)に焼失後、正暦元年(990年)に再建されたものです。内陣には薬師三尊像(平安時代、国宝)と四天王像(重文)を安置されています。

鐘楼

国宝の鐘楼は、正面3間、側面2間、経蔵と対称位置に平安期の建立です。

回廊

国宝の回廊は金堂などとほぼ同時期の建立で、廊下であるとともに聖域を区切る障壁でもあります。

回廊を出た正面にかなり目に付く老木がありました。


何の説明書きもありませんが、近くに居た人の話では「聖徳太子の母が亡くなった時、聖徳太子が植えたもの?」だとか。。。しかしパワーをもらえそうなので触ってきました。

聖霊院

西院伽藍の東側に国宝の聖霊院があります。北側に国宝の東室と繋がっています。
聖徳太子を祀るお堂で、鎌倉時代の建立です。内陣には聖徳太子像(平安時代、国宝)が安置されていて、前回偶然開帳されていました。

大宝蔵院で玉虫厨子などの多数の宝物を見た後、東院伽藍に向いました。

東大門から東院伽藍を望む

国宝の東大門は、奈良時代建立の八脚門です。

東院伽藍は聖徳太子一族の住居であった斑鳩宮の跡に建立されました。天平11年(739年)、斑鳩宮が荒廃しているのを見て嘆いた僧行信の創建したそうです。回廊で囲まれた中に八角円堂の夢殿が建ち、回廊南面には礼堂、北面には絵殿及び舎利殿があります。
広さは余り広くありません。

国宝の夢殿です。奈良時代の建立の八角円堂です。堂内に聖徳太子の等身像とされる救世観音像を安置されています。

夢殿

東院伽藍北西には国宝の鐘楼があります。鎌倉時代の建立です。

鐘楼

東院伽藍北西には国宝の伝法堂があります。切妻造、本瓦葺き、桁行7間、梁間4間。内部は床を張り、天井を張らない化粧屋根裏となっています。聖武天皇夫人・橘古奈可智の住居を移転して仏堂にされたようで、奈良時代の住宅遺構としても貴重なものです。内陣は中の間、東の間、西の間に分かれているようです。

伝法堂

東院伽藍北側には広場があり、その東側に菩薩半跏像(国宝)で有名な中宮寺があります。とても美しい仏像ですが、今回はパスしました。

中宮寺

また広場の北側には北室院があります。

北室院

北室院には重文の本堂、太子殿、表門があります。非公開のようですが、太子殿は書院風の様なので見てみたいです。写真の門が表門ですが、綺麗な唐門です。


この後、南大門まで戻り、参道で昼食をとり、法輪寺経由で法起寺を目指します。


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参道の食堂で 塩うどん定食 を食べました。しじみ?出汁の殆ど塩味だけで薬味を入れて食べるんですが、これがあっさりしていて非常に美味い!!!これに吉野名物柿の葉寿司が3つ付いています。予想以上の美味さだったので、次回も是非食べたいです。




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